今日のオペは、下顎両側67部位遊離端欠損の症例です。
整形外科でビスフォスフォネートを最近処方され始めた方ですが、アメリカオーラルマキシロフェーシャルサージェリー学会のガイドラインに沿って、リスクなしと判断し、インプラントオペを行いました。
パノラマレントゲンで下顎管の位置が見えなかったので術前CTで下顎管の診査と骨密度(HU)の測定を行ってからオペに臨みました。
埋入部位のHuはおおむね100~200程度でかなりやわらかな骨でしたが、すかすかというほどではなく初期固定も4本とも35Nとれました。
ただし、下顎体の下半分は、Huがマイナス200以下でしたので、ほとんどすかすか、整形の先生がビスフォ製剤を処方するのも無理はないと思いました。
ノーベルガイドでシュミレーションし、埋入部位のクロスセクション画像を印刷し、壁に貼ってオペ中に確認に使用します。
EBI RN11mmを4本同時埋入しました。