ストローマンティッシュレベルでイミディエートレストレーション

今日はストローマンティッシュレベルの報告をします。
このインプラントは、すでに17年前から使用していて、もはや古典的な??スタンダードインプラントです。この、ティッシュレベルインプラントは、形態と表面性状に変更がないのは、それだけ完成度の高い製品だということです。
ただし、近年インプラントに対するニーズも増えてきて、前歯のインプラントを自然のままにとか、歯を抜いた後すぐに入れたいとか、いろいろなことに対応するために、ストローマンボーンレベルインプラントという骨縁埋入型のものが開発されました。
諸外国では昨年から流通していますが、日本では厚生局の認可待ちの段階ですので、大濠クリニックではスイスのストローマン社から個人輸入して使用しています。
さて、そこで右下の46部位に2本のストローマンティッシュレベルを埋入しました。
4番部位は、1週間前に歯根破折で抜歯していて、頬側に裂開を伴う小さな抜歯窩がありました。
RN12mmをやや深めに埋入し、舌側の辺縁骨をチゼルで整形しました。
6番部位は、WN10mmを通常に埋入しました。
両方とも35N以上のトルクがかかりましたので、患者さんの希望で、1週間後にプロビジョナルを装着予定ですが、もちろん咬合加重は与えません。審美性と発音に配慮したものです。
4番のインプラントは骨レベルにより補綴物のマージンを変更できるように、プラットフォームシフトのアバットメントを15Nで仮固定しています。
補綴の際は、いったん外してフィクスチャーレベルの印象をとり、ラボにてカスタムのアバットメントと上部構造を制作予定です。
ちなみに、左側の67部位には患者さんの希望で、即時加重を行ったためTE4.8/4.1が2本入っています。
右下7番は、プロビジョナルが入るときに抜歯予定です。
ちなみに、上顎のフルブリッジは、私が開業1年目の22年前に装着したものです。

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埋入後にアバットメントを仮固定し、印象しています。
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右下には、もはや古典的?ともいえるストローマンティッシュレベルを埋入しました。

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