上顎の奥歯の部分は、上顎洞が下に下がっていてインプラントに十分な骨があることが少ないです。
通常は骨の厚みが5㎜以下の場合は、まず増骨の手術をして、骨が固まる5か月後にインプラントの埋入を行い、さらに3か月待時して補綴(義歯を作成)を行うというのが、一般的です。
ですから、そこに悪い歯が有り抜歯から始めるとなると、10か月以上の期間が必要になります。
しかし、ストローマンインプラントのSLActiveサーフェイスで初期固定を十分にとることが出来れば、増骨の手術とインプラントを同時に埋入して、4か月待時して補綴を行いことが出来ます。
そのケースを一つご紹介します。
上顎の骨の厚みが2㎜程度しかない症例です。
ストローマンBLT4.8mm×10mmをサイナスリフトと同時法(サイマルティーニアステクニック)で埋入しました。
補綴が終わったところのレントゲン画像です。
フルジルコニアのスクリュー固定の義歯です。
治療終了後の口腔内画像です。治療開始から補綴まで4か月半です。治療期間が約1/2に短縮できました。
治療内容 | インプラント治療 |
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治療期間 | 4か月 |
治療費 | インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) |
治療のリスク | ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血 ・インプラント周囲炎になる可能性があるため、 丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要 |