ストローマンBLTインプラントでAll On 4 ーその1(診断からガイド作成まで)

今回の症例は、上顎の歯がそれも動揺が強く保存できず保険治療では総義歯になるケースです。

患者様は、入れ歯ではなくインプラントを用いて固定式の歯で治療を希望されました。

奥歯の領域には十分な骨がなく、前歯の領域には長いインプラントを埋入できる十分な既存骨がありましたので、4本のインプラントで12本の歯を支えるオールオン4という治療法を提案しました。

元々はポルトガルの歯科医Dr. Paulo Maloが開発し、ノーベルインプラントを使ってなされている治療法ですが、ストローマンインプラントにおいてもBLT(ボーンレベルテーパード)インプラント+SRA(スクリューリテインアバットメント)がラインナップされたことにより、可能になりました。

当医院では、以前からノーベルインプラントを使用したオールオン4を行っていましたが、より骨との結合力が強いSLAの表面性状と強度に優れたストローマンインプラントが使用できることで、より安心して提供できるようになったと思います。

保存不可能は歯を抜歯して歯茎が治るまで、右上の奥歯1本は残して、仮歯の支えに使いました。

インプラントの埋入に先立ってスキャンステント(ラジオグラフィックガイド)を使用してCTを撮影します。

   

CTの3次元画像上でインプラントの埋入ポジションを決定します。

スキャンステントをCTデータをドイツのシーキャット社へ送付して、サージカルガイドを製作してもらい手術(ガイデッドサージェリー)に備えます。

シーキャット社から送り返された、All on 4用のサージカルガイドです。

治療内容 インプラント治療
治療期間 準備中
治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込)
治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血
・インプラント周囲炎になる可能性があるため、
丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要

福岡のインプラント治療 | 池田歯科大濠クリニック

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