2010.05.27 症例集(オペログ)

抜歯窩早期埋入

約1.5か月前に慢性根尖性歯周炎にて抜歯を行った方の、早期埋入です。 フラップを展開すると下顎7番部位にいまだに大きな骨欠損があります。 6番部位では全く問題ないのですが、7番部位では初期固定がほとんど期待できませんので、HAサーフェイスのインプラントを用いました。 7番部位は抜歯窩の基底骨で固定を得るようにした結果、骨の高さに差がでましたので、7番部位のオステオトミーを行い5番の遠心から7番部位へなだらかに歯肉が移行するように配慮しました。 同時に除去した骨を7番部位の欠損部へ転入し早く骨の修復が完了するようにしました。 7番頬側に骨欠損があります。 埋入深度に差があります。 術後は何事もなかったかのような、口腔内です。

2010.05.26 症例集(オペログ)

スプラインHAでソケットリフト&スプリットクレストGBR

今日のオペは、久々にかなりタフでした(笑)。 右上2、5番部位にスプリットクレストで既存骨を温存しながら、Bioossとコラーゲン膜でGBRしカルシテック3.75Φの11.5mmを、7番部位にはソケットリフトで5.0Φ8mmのワイドダイアメータを埋入しました。 2、5番部位は、CT画像のように深さは十分ですが、厚みがフィクスチーほどもありませんでした。 7番部位は、幅はあるものの深さが5mmと不十分でした。 3本ともそこそこの初期固定を伴って埋入できました。 スプリットクレストでは、こちらの意図したとおりの割れ方をしてもらわなくてはなりません。そこがちょっとテク必要ですね。 スプラインHAを埋入後です。先端部分に裂開が見られますので、ここにバイオスでGBRしました。 7番部位には、バイオスでソケットリフトして、Φ5mm×8mmのツイストを埋入しました。 埋入部位のクロスセクション画像です。 術後のパノラマです。

2010.05.25 症例集(オペログ)

Sybron EXを骨縁下埋入& GBR

今日は、右下67部位にSybron Pro EXを2本埋入しました。 抜歯後3か月ですが、頬側の骨の喪失が大きく、自家骨とバイオメンドでBGRしました。 使用したフィクスチャーは、RP 4.8Φの11mmです。 このインプラントはプラットフォームシフトができるのが利点ですから、やや骨縁下に埋入するほうが、補綴しやすく利点が生かせるようです。 減張せずに完全被覆できましたので、術後の腫脹もあまりないと思います。 頬側に自家骨をおいて、バイオメンドエクステンドで被覆しました。 術後の状態です。 右下に2本sybron EXを骨縁下埋入しました。

2010.05.24 症例集(オペログ)

スプラインHAで上顎ソケットリフト

今日は、左側上顎の4,6番部位に2本のスプラインHA 3.75Φ10mmと5.0Φ8mmを埋入しました。 4番部位は、クレスタルボーンハイトが低く、頬側の厚みもありませんでしたが、やや口蓋側に傾斜埋入することで、既存骨のみで埋入できました。 6番部位は、通常にソケットで2mm程度挙上しました。 初期固定は十分でしたので、3か月でアバット装着できます。 この患者さまは、下顎に両側ストローマンのティッシュレベルで上顎にスプラインHAです。 オスフェリオンでソケットリフト中です。 ワイドダイアメータの8mmをエンジン埋入中。 左上4番部位のフィクスチャーは、口蓋側へやや傾斜埋入のため、倒れて見えますが、近遠心的には倒れていません。

2010.05.23 症例集(オペログ)

EBI左右同時骨縁下埋入

今日は、EBI(アメリカではSybron Pro EX)のwide body 11mmを右下67番部位に2本、Wide neck 9mmを左下7番部位に1本、同時に埋入しました。歯槽粘膜が薄いタイプでしたので、プラットフォームスイッチのアバットメントを使用するために、フィクスチャーは骨縁下1mm深度で埋入しました。左下7番部位の骨質がtype4でしたので、3か月後に補綴します。この患者様は、下顎位の治療を行いますが、インプラント支持のプロビジョナルが入ってから、開始します。ヒーリングアバットメントもPS用のネック部分が細くなっているものです。3月のアメリカインプラント学会の展示ブースの担当者によると、このSybronのインプラントは、今年中に日本でも発売予定らしいです。右下67番は骨縁下埋入です。左右同時3本の埋入です。