ストローマン抜歯即時と抜歯早期埋入

3月4~6日とフロリダのオーランドで行われたアメリカインプラント学会(AO)に参加してきました。
この学会は、インプラントの学会としては世界で最も規模の大きなもので最新の研究や臨床報告が盛りだくさんです。
すでに時差ボケが解消した後のインプラントオペです。
左下の5番部位に抜歯即時埋入、7番部位に抜歯早期埋入でストローマンインプラントを2本植立しました。
7番部位は抜歯窩が浅く広く残っていましたので、6番部位の歯槽頂の盛り上がった骨をマイセルで採得し移植しました。
5番部位は、やや舌側低位埋入で審美性にも配慮します。
7番部位はRNの8mmを予定していたのですが、ドリリング時に8mmから先に抵抗なく入りましたので、10mmの形成を行いました。
術後のパノラマでは、案の定下歯槽管に近接するかたちとなりましたが、大丈夫と思います。
初期固定も十分でしたから、8Wでアバット装着予定です。
全顎的に顎位の是正を伴う咬合再構成のケースですのでストローマンインプラントの利点である早い骨結合による、早期のプロビジョナル装着はありがたいです。

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抜歯窩の残る7番部位。

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埋入直後の状態です。

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術後のパノラマ、7番部位の深度は想定の範囲です。

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