アストラテックインプラントシステム

久々にオペ録をアップします。
先々週はホノルルマラソンを走りに出かけていまして、先週は大阪で1日セミナーのあと韓国でインプラントのコースを受けていました。
昨日帰国し、やっと普通の生活に戻れる感じです。
明日は、お休みですから必至ぶりに温泉でも行ってみましょうかね。
ということで、今日は新しく導入したアストラインプラントについて報告をします。
このインプラントは、医薬品メーカーの大手アストラゼネカグループのアストラテックがスウェーデンで生産しています。

最近のスタンダードになりつつある、プラットフォームシフティング理論のアバットメントをいち早く製品化し、長期的な成績が良好なことについて報告し、現在のIAI(Implant abattment interface)の流れを作った功績があります。
使用したのは、4.0mm径のパラレルタイプの13mmの長さのものです。
TiO Blastという表面性状を持ったtipe4 titaniumで強固な骨との結合を得ることができます。
ドリル関係やスクリュー、ラチェットなどの器具類も比較的使いやすいです。
アストラテックには、コロナルフレアータイプの首のところが少し広がったものもありますので、初期固定の得にくい上顎ソケットリフトのケースなどで積極的に使用することになるかもしれません。
これで、5つ目のインプラントシステムですが、それぞれ特徴がありますので、適材適所で使用していくつもりです。
写真は、下顎の歯槽骨の十分に存在する方で、インプラントオーバーデンチャーのケースとなります。
次に、上顎のサイナスリフトをしての埋入を予定しています。

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使用したアストラテックインプラントです。

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インターメディエイトのドリルが付属し、使いやすいドリルシステムです。
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骨縁埋入が基本となります。

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下顎オトガイ孔間に2本の4.0-13mmを埋入。

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埋入後のパントモです。
問題は上顎の埋入ですが、CTで観察したところ、クレスタルボーンの厚みがほとんど0mmでした。

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