2010.08.31 症例集(オペログ)

ストローマンティッシュレベル3.3Φの前歯部抜歯早期埋入

今日のオペは、上顎側切歯部の抜歯早期埋入です。 2週間前に歯根破折で抜歯しました。 中切歯にストローマンインプラントが入っていますので、同じストローマンRN3.3Φの12mmを使用しました。 唇側に一部裂開が見られましたが、おおむね骨板が残存していましたので、定石に従って口蓋側低位に初期固定を伴う埋入をして、1回法で終了しました。 補綴は通法通り、オクタアバットを使用したスクリューリテインの予定です。 術前の状態です。近心の中切歯はインプラント補綴です。 埋入のための切開は、最小限とし歯間乳頭にダメージを与えないように配慮します。 高さ3mmのヒーリングキャップを装着し、1回法で終了しました。

2010.08.30 症例集(オペログ)

サイブロンインプラントの成熟側埋入

今日のオペは、下顎両側6番部位の成熟側に1本ずつのサイブロンインプラントを埋入しました。 骨質はクラス4で海綿骨がほとんどありませんでしたので、皮質骨でしっかり固定を撮る必要があるケースです。 粘膜の厚みが薄かったので、プラットフォームスイッチのアバットメンントは使いにくいため、ストローマンのヒーリングキャップを使用して、1回法の埋入を行い、オクタアバットメントでスクリュー固定のシンブルクラウンを補綴予定です。 右下は、骨幅が狭く裂開が生じました。 近遠心の骨頂を少し削除し、頬側へグラフトします。 埋入終了後の状態です。 術後のパノラマです。

2010.08.27 症例集(オペログ)

アストラインプラントの上顎抜歯早期埋入

今日は、上顎3,5番部位の抜歯後2か月でアストラインプラントの抜歯早期埋入でした。 4.0Φ11mmと13mmを使用しました。 抜歯窩の治癒は途中ですので、最終的にどのような形態に落ち着くのかを予想し、余分な部分の骨を削除し裂開が生じる部分に移植するようにしました。 初期固定は十分でしたので、1回法を選択し20分ほどで終了しました。 パラレルピンを使用し埋入位置と方向を確認します。 このシステムを使用するたびにボルボ(おなじスウェーデン製)を思い出します。 埋入後に余分な骨を移動し、形態を改善します。

2010.08.26 症例集(オペログ)

ストローマンティッシュレベルの成熟側埋入

今日の午後は、ストローマンティッシュレベルの埋入でした。 上顎の4番部位の成熟側埋入ですが、欠損部近遠心幅径が7mmとレギュラーネックがぎりぎり使用できる距離です。 審美性を重視される患者さんですので、埋入の3次元的ポジショニングが大切になります。 診断用ゲージで確認します。 スタンダードプラスインプラントを使用するため、プロファイルドリルでフレアーを形成します。 最適な埋入深度が得られています。 頬舌側的なポジションもGoodです。

2010.08.26 症例集(オペログ)

下顎前歯部へスプラインHA3.75Φ早期埋入

今日の午前中のオペは、下顎の2~2欠損へのインプラントです。 歯周疾患で下顎2~2のブリッジの支台歯が抜歯となり、6週後の抜歯早期埋入です。 2,2の周囲骨がかなり喪失していますので、中切歯に2本のスプラインHAを埋入し、両側へカンチレバーのポンティックを延長する計画としました。 審美的な要求は強くありませんし、骨の深さは十分ですので、プラットフォーム径が3.5mm程度のインプラントであれば、何を使用してもいいのですが、臼歯部に使用しているスプラインとしました。 骨の平坦化と歯槽頂の幅の確保のために、マイセルで骨削除し、2,2の骨欠損部に補てんしました。 1,1部に埋入した、インプラントの頬側遠心部に生じた裂開にも少しの自家骨を補てんしています。 初期固定は、十分でしたので8週で補綴する予定です。 歯槽頂の骨を削除し、骨欠損へ填入します。 一番骨のあるところへスプラインHA3.75Φ11.5mmを2本埋入します。 1回法です。