2017.01.25 症例集(オペログ)

歯列矯正とインプラントで先天性欠損に対応

 かなり長くかかった患者様の治療が完了しました! 上顎側切歯が先天的に欠損していて、犬歯が側切歯の位置に萌出し、左側には乳歯が残存していて上顎前歯部が全体的に空隙がみられます。 40歳まで口元を見せずに生活してこられたのですが、患者さんのご紹介で当医院にご相談に来られました。 矯正とインプラントの併用で歯列を改善できることをお話ししたところ、ぜひ治療を受けてみたいとのことでした。 犬歯を遠心へ移動させ、側切歯の部位にインプラントができるだけのスペースを作るのですが、犬歯は最も歯根が長くて太いために所定の位置へ動かすのに大変でしたが、矯正用インプラントの力も借りて、何とかスペースを作ることができました。 スペースは約5mmと最小限必要な6mmに対して両側で0.5mmずつ不足しましたが、ピンポイントの埋入で何とか側切歯を入れることができました。 術後の状態には大変満足され、自信を持って笑うことができると喜んでいただきました!   治療前の状態ですが、上の前歯がすきっぱで、向かって右上に乳歯が残っています。 上の歯並びの矯正を開始します。真ん中の2本の中切歯は向かって右の方へ動かしていきます。 向かって右の犬歯は固定源に矯正用インプラントを用いて、後ろの方へ引っ張ります。 側切歯のスペースができて、インプラントの埋入が終わりました。 見た目には天然の歯と見分けがつかないと思いますが、真ん中から2番目の歯は左右ともインプラントで支持されたジルコニアポーセレンの歯です。ホワイトニングもされたので、とてもきれいになりましたね! 治療後のレントゲンです。隣の歯にぶつからない様にインプラントの埋入ができています。 治療内容 インプラント治療 治療期間 準備中 治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) 治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血・インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要

2017.01.20 症例集(オペログ)

大臼歯部にストローマンBL4.1Φ12mmロキソリッド埋入

左下の6番部位にストローマンSLActiveロキソリッド4.1Φ12mmを埋入しました。 術前のCTで皮質骨が厚いものの海綿骨はClass Ⅳで柔らかいのがわかります。 両側の皮質骨で固定してなるべく長いインプラントを使用します。 大臼歯の単独補綴で咬合力がかなりかかる部位ですが、チタンジルコニア合金素材のロキソリッドであれば問題ないと思います。 この方は、上下左右にインプラントが必要でしたが、今日の4回目のオペで終了しました。 あとは、2か月後には全体の補綴作業に移っていきます。   術前のCTで骨の厚みと質を確認しておきます。 近遠心的な埋入のポジションだけは慎重に設定します。 使用した、ストローマンボーンレベルインプラントSLActiveロキソリッド RC4,1Φ12mmです。 インプラントの埋入中です。 術後のレントゲンです。良い位置に入りました!   治療内容 インプラント治療 治療期間 準備中 治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) 治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血・インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要

2017.01.13 症例集(オペログ)

歯周病に有利なストローマンティッシュレベルインプラント

  歯周病が進行して歯を失われた患者様にインプラントを応用するときには、インプラント周囲炎(インプラントの歯周病)に気を付けないといけません。 その点、ストローマンティッシュレベルインプラントは1回法インプラントで、骨縁にマイクロギャップが存在せず、歯周病菌の生息スペースがないためにインプラント周囲炎になりにくいと考えられます。 この患者様の左上の奥歯の欠損に対してもティッシュレベルインプラントを使用しました。 充分な既存骨がなかったので、ソケットリフトを併用して1回法で埋入しました。 3か月後には、オステル値が65を超えましたので、スクリュー固定でジルコニアのブリッジを装着しました。 現在3か月ほど経過しましたが、経過良好です。 患者様には、ご家庭でのブラッシングを頑張っていただき、歯周病の初期治療をしっかり済ませてからの、インプラント埋入が大切です。 術前のCTプランニング画像です。 インプラントが成功して、歯を作るための型取りの時のが画像です。 周囲の歯茎の健康な様子がわかります。 ねじ止めのブリッジですが、セメント固定に比べると治療や作成に緻密さがもとめられ、コストもかかりますが、インプラント周囲炎のリスクは大幅に軽減ざれます。   スクリュー固定のジルコニアのブリッジが入った時のレントゲンです。 適合精度が完璧に仕上がっています。 歯が入った後の状態です。 治療内容 インプラント治療 治療期間 3ヶ月 治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) 治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血・インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要

2017.01.05 症例集(オペログ)

下顎67番GBR同時インプラント埋入後の補綴

右下に埋入したストローマンインプラントの補綴です。 6番部位の埋入深度が深くなっていますが、インターナルコネクションのアバットメントなので印象操作に困難は生じませんし、スクリューリテインの補綴物なのでセメント除去の困難もありません。 フルジルコニアなので、破折の問題も回避できて、従来のアバットメント装着→補綴物作成→セメンティングの操作で生じるテクニカルエラーのリスクがほとんどありません。 このような、今までなら難しいケースでも今では難なく治療が完了していきます。 患者さん、術者ともにストレスがなくなり、いい時代になりましたね。   治療前のレントゲンですが、右下の6番部位は大きな骨吸収がみられます。 治療後のレントゲンです。インプラントにより快適な固定式の歯が入りました。 補綴時のお口の中です。手前の穴の中にあるインプラントの位置がやや深いです。 ねじ止め(スクリューリテイン)のジルコニアの補綴物です。 インプラントに歯が固定されたところです。 治療内容 インプラント治療 治療期間 準備中 治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) 治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血・インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要

2017.01.05 症例集(オペログ)

抜歯後の欠損に対して、同時法のGBRにてボーンレベルテーパード埋入

この症例は、抜歯後の顎堤が極度に吸収して、インプラントを支持する骨が足りなかったケースです。 事前のCTにて、骨の状態は確認できていましたので、インプラントの先の方だけでも初期固定が得られやすい、ストローマンボーンレベルテーパードインプラントを使用しました。 インプラント周囲の欠損部には吸収の少ないBi0-ossを使用しました。 極力手術回数が少なく、痛み腫れの出にくい方法でインプラント治療を行うということに主眼を置いていますので、このようなケースも1回のオペでインプラントの手術が終わります。 オペ後は、特に痛みも腫れも出ずにすみました。   歯槽頂が見るからに陥凹しています。 ストローマンのロキソリッドSLActive BoneLevel Tapered4.1Φ12mm使用しました。 バイオスでGBRします。 バイオガイドで被覆します。 完全埋入でオペ終了です。 治療内容 インプラント治療 治療期間 準備中 治療費 インプラント1本あたり:約40万~50万(税込) 治療のリスク ・炎症・疼痛・過敏症・組織治癒遅延、及び術部顔面部の内出血・インプラント周囲炎になる可能性があるため、丁寧なブラッシングと定期メンテナンスが重要